特別教育を受けることでできる仕事

工事現場や作業現場では、常に怪我や事故の危険が付きまといます。

そのため、作業に当たる職員の方には安全衛生法という法律でさまざまな保護措置が取られているのです。

その中の一つが特別教育です

これは、安全帯の使用や現場監督など、作業を効率よく進めつつ作業員の人身事故を防ぐ知識を身に付ける講習です。

高所作業に使うハーネスは形状が複雑なものがあり、正しく装着しなくては怪我のもとになります。

また、フォークリフトやクレーンなどのライセンスを取得するにも、規定の講習を修了することが求められます。

しかし、特別教育講習を修了すればそれだけ仕事の幅が広がります。

転職などを検討している人は、ぜひ最寄りのセンターに申し込みをしましょう。

講習の種類は多くありますが、東京の技術技能講習センターではガス溶接や足場組立等作主任者などの講義を受けられます。

主任者の資格を持っていると、より難しい作業を担当できるようになる分給料アップやキャリアアップもめざせます。

また硫化水素や有機溶剤などの危険物の取扱についての講習もあります。

これらも、建物の施工や解体の場で必要になる知識技術です。

周辺地域への迷惑をかけないためにも求められるスキルで、ライセンスがあれば責任と信頼を置かれるポジションに立てます。

作業員の仕事は体力も必要ですが、正しく工程を遂行する知識も欠かせません。

単純な作業だけでなく、人を動かす役割に興味がある方はぜひ講習の受講を検討してください。